PK-AX300 FAN交換

更新:2004年03月14日

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<2004年03月14日>
【番外編:PK-AX10・・・】 交換されたPK-AX10のFANを「Nidec」製のFANに交換しました。さらに、【配線方法により回転数が異なる注記】を記載しました。

<2004年03月08日>
PK-AX300に搭載されている電源FANの騒音を何とかしなくてはいけません。比較検証の為に、2種類のFANを購入しました。
電源ユニットは、PK-AX10に搭載されている物と同じ型式ですが、どうして騒音が違うのか?こちらも確認を行います。
結論は、お互いの電源ユニット「DELTA ERECTRONICS DPS-87DB」に搭載されているFANの型式が異なっていました。PK-AX300の電源ユニットに搭載されているADDA製のFANが・・・。
最終的にPK-AX10に搭載されていた電源FANと交換しました・・・。

【搭載されているFAN】

<PK-AX300搭載>
CPU-FAN:AVC製 F4010B12L 12V 0.06A
電源FAN:ADDA製 AD0412MB-C50 12V 0.08A
写真1
PK-AX300搭載電源ユニット

DELTA ERECTRONICS DPS-87DB
<PK-AX10搭載>
CPU-FAN:AVC製 F4010B12L 12V 0.06A
電源FAN:DELTA ERECTRONICS製 EFB0412HD 12V 0.12A
写真2
PK-AX10搭載電源ユニット

DELTA ERECTRONICS DPS-87DB

【実験に購入したFAN】

AINEX製 CF-40SS :ADDA製 AD0412LX-G70
AINEX製 CF-40FS :ADDA製 AD0412HX-G70


【FAN規格】

DELTA社カタログ
http://www.delta.com.tw/product/cp/dcfans/download/pdf/EFB/EFBseries.pdf
<DELTA製EFB0412HD>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.08
Power(W) : 0.96
Speed(RPM) : 7600
Air Flow(CFM) : 8.54
Pressure(mm/H2O) : 7.69
Noise(dB/A) : 28.5
Weight(g) : 33

AVC社カタログ
http://www.avc.com.tw/products/oem/dc-fan-products/2003dc_fan%20pdf/20.pdf
http:/www.avc.com.tw/products/oem/dc-fan-products/index--b.html
<AVC製F4010B12L>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×10
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.06
Power(W) : 0.72
Speed(RPM) : 4200
Air Flow(CFM) : 3.71
Pressure(mm/H2O) : 1.82
Noise(dB/A) : 22.6
Weight(g) : 15

ADDA社カタログ
http://www.addausa.com/specifications/dclist.pdf
<ADDA製AD0412MB-C50>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.08
Power(W) : 0.96
Speed(RPM) : 6900
Air Flow(CFM) : 8.5
Pressure(lnches) : 0.190
Noise(dB/A) : 28.5
Weight(g) : 28

<ADDA製AD0412LX-G70>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×10
Bearing Type : HYPRO
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.07
Power(W) : 0.84
Speed(RPM) : 4200
Air Flow(CFM) : 4.7
Pressure(lnches) : 0.060
Noise(dB/A) : 14.0
Weight(g) : 24

<ADDA製AD0412HX-G70>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×10
Bearing Type : HYPRO
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.10
Power(W) : 1.20
Speed(RPM) : 6000
Air Flow(CFM) : 6.7
Pressure(lnches) : 0.100
Noise(dB/A) : 25.0
Weight(g) : 24

【電源ユニットFANの交換方法】

写真A
PK-AX300

天板を開けた後、電源ユニット後部のネジ2ケを緩めます。
      
写真B
PK-AX300

ネジを取り外すと、電源ユニットが取り外せます。
写真C
PK-AX300

電源ユニット上部2ケの皿ネジを取り外すと、電源ユニットのカバーが外せます。
写真D
PK-AX300

電源FANを取り付けているネジ4ケを緩めるとFANが取り外せます。
写真E
PK-AX300

電源ユニットのカバーを外す際は、カバーに止めてある配線止めをニッパでカットします。
写真F
PK-AX300

これでFANを取り外す準備が出来ました。
写真G
PK-AX300

FANを取り外す際には、電源ユニット基板を止めているネジ2ケを緩め、基板を後方にズラさないとFANを取り外す事が出来ません。
写真H
PK-AX300

FANを取り外す事が出来ました。
写真I
PK-AX300

FANを取り外したら、電源コネクタ部分を取り外します。以降、逆の手順で交換するFANを取り付けます。

<AINEX製CF-40SSCF-40FSを取り付ける際の参考手順>
写真J
CF-40SS/FS

製品付属のネジで、先に本体にネジを切ります。ネジサイズが異なりますから、付属のネジが必須です。また、かなり硬いので破損注意が必要です。
写真K
CF-40SS/FS

取り付けの際、コードに傷を付けない様にビニールテープで止めておきます。
写真L
CF-40SS/FS

FANを電源ユニットへ取り付けます。10mm厚の薄い製品なので、取り付けが簡単です。
写真M

【AINEX製CF-40FSに交換した感想】

配線は上記「写真M」で採用した方法を前提とした内容です
PK-AX300に取り付いているAD0412MB-C50に比べ、上記の規格から比較すると回転数(6900rpm→6000rpm)や風量(8.5CFM→6.7CMF)など、数値上の規格が劣ります。
実際に交換を行い確認してみると、手に当たる感覚なのですが、風量はCF-40FSの方が明らかに多いと感じられます。この感覚は100人中の100人が「YES」であると思われます。
しかし、騒音レベルは多大です。AD0412MB-C50より大きな騒音です。
(Noiseレベル規格はCF-40FSの方が低いんですが・・・。)
(PK-AX300に搭載されているAD0412MB-C50ですが、本当に6900rpmも回っているのでしょうか?)
この風量は、電源ユニットの排熱に関しては魅力ですが、本題の「騒音」に関しては幻滅です。
確認後、すぐに取り外した事は言うまでもありません。

【AINEX製CF-40SSに交換した感想】

配線は上記「写真M」で採用した方法を前提とした内容です
PK-AX300に取り付いているAD0412MB-C50に比べ、上記の規格から比較すると回転数(6900rpm→4200rpm)や風量(8.5CFM→4.7CMF)など、明らかに数値上の規格が劣ります。特に風量は約半分となり数値上は大変心配です。
しかし、交換をしてみると・・・。
手に当たる感覚なのですが、風量はCF-40SSとAD0412MB-C50共に同じ程度に感じられます。厳密に言うと、若干CF-40SSの方が弱いかも知れません。
それでも、AD0412MB-C50を「1」とすれば、CF-40SSは「0.9」という感覚です。
本題の騒音ですが、AX300本体の天板を閉めると「フォー」という音が響く様になってしまいます。天板が開放状態だと静かなのですが、なぜか天板を閉めるとFANの音が目立ってしまいます。
FANの回転数とAX300本体の容積周波数が共振している様な感覚です。
それでも、AD0412MB-C50の時よりは静かに感じます。
早速、遮音対策(写真A1/写真A2/写真A3/写真A4)を施した(スポンジ(写真B1/写真B2))ラックに収めると、AD0412MB-C50で発していた高周波音による嫌な感覚(頭が痛くなる様な感覚)が無くなり、騒音事態も減ったと感じられます。
この条件下に置き、6時間程電源をONのままとしましたが、本体が熱くなる等のトラブルもなく、このFANでも発熱に関して問題ないと思われます。

【配線方法により回転数が異なる注記】

上記2点のAINEX製FANでの確認の際は、配線を基板側にある「4P端子電源」から採取していました。この方法を採用すると、FANは規格回転数で回転します。
ノーマル状態である「電源ユニットの2P端子」から配線を行うと、サーミスタによる電圧制御が行われ、回転数が抑制されます。
 (情報提供:kobokuさん。ありがとうございます。)
つまり、実験を行った際「AD0412MB-C50」は規格の回転(6900rpm)で回転していない事になります。ですから規格値が異なるのに、上記の様に「風量が同じ程度」という言葉になっています。
 (
紛らわしい情報を提供してしまって申し訳ありません
早速確認を行いました。
・「AD0412MB-C50」を4P端子電源に接続し規格回転数(6900rpm)で回転させるとかなりの風量・騒音が確認できます。
・「CF-40FS」「CF-40SS」を電源ユニットの2P端子に接続すると、回転数が抑制された物となり、規格回転数時に比べ風量はかなり減ります。・・・が、騒音は低いのが魅力・・・。
「CF-40FS」「CF-40SS」で、電源ユニットの2P端子から配線を行う使用方法は、風量が減るため、排熱に関してかなり心配な面が残ります。当方が感じた感覚ですが、実験だけならまだしも、通常使用は行いたくないと感じたのも事実です。
やはり、電源内部の2P端子部から電源を供給し、FAN自体の規格は同等の製品を使用するのが無難なのかなと感じています。
下記の「PK-AX10」でNidec製品に交換してみましたので参考として下さい。

【PK-AX10に搭載されているDELTA製EFB0412HDに交換した感想】

CF-40SSも、なかなか静音だったのですが、PK-AX10の電源FANの方が、まだ静かに感じられます。
掲示板に、PK-AX10搭載の電源FANとPK-AX300搭載の電源FANの型式が異なっているという事が書かれていましたから、情報では分かっている事です。
では、どの型式が出てくるのか確認してみると、
・・・DELTA製EFB0412HDが出てきました。
電源ユニットと同じメーカーです。
ここで、「おやっ」と感じることが1つあります。
出てきた製品には、「0.12A」と書いてありますが、上記の規格表から見ると「0.08A」になっています。
なにやら。。。
当方の結果は、このFANが静音面でBESTです。
早速、遮音対策(写真A1/写真A2/写真A3/写真A4)を施した(スポンジ(写真B1/写真B2))ラックに収めると、騒音は「無し」に等しくなりました。
(ただし、静寂な部屋の中では、若干FANの音は聞こえますが・・・)
この条件下に置き、10時間程電源をONのままとしましたが、本体が熱くなる等のトラブルもなく、このFANでも発熱に関して問題ないと思われます。

【CPU-FANをAINEX製CF-40SSに交換】

写真3
CF-40SS

CPU-FANをAVC製 F4010B12LからAINEX製CF-40SSに交換しました。
当然ですが、交換は簡単ですし、コネクタも加工なしでOKです。
ボールベアリングの回転音がなくなり、完全無音になりました。
ここで書くのも何ですが、HYPROベアリングの注意点の1つに「水平使用の事」という事がありますから、電源FANへの「垂直使用」は注意が必要です。

【考察】

PK-AX300に搭載されている電源ユニット「DELTA ERECTRONICS DPS-87DB」には、緑丸のシールが貼られています。
このVerに「ADDA製AD0412MB-C50」が搭載されているのではないかと考えられます・・・。
NECさん、次の機種(次のロット)は検討して下さい。

【番外編:PK-AX10に移植されたAD0412MB-C50

EFB0412HDを取り外された2台目のPK-AX10(写真C1/写真C2)(サブ機になっているので、活躍は少ないです)は、行き場を失ったAD0412MB-C50が無事?移植(写真D1)され、ジェット機の様な音を立てています・・・。

・・・とかなり気になりましたので、別のFANを模索し、Nidec(日本電産)製「D04G-12TM」を購入しました。
写真4
D04G-12TM

D04G-12TMと3P→2Pの変換コネクタケーブルです。
写真5
D04G-12TM

取り付けネジは付属していますが、皿ネジタイプではないので、DPS-87DBには使用できません。
写真6
D04G-12TM

ネジはEFB0412HD、AD0412MB-C50と同じ物が使用できます。
写真7
D04G-12TM

PK-AX10に搭載されました。
数時間、電源ONとしましたが問題はなさそうです。
騒音ですが、「EFB0412HD」に比べると少し大きく感じます。「1」に対して「1.05」といった感覚です。「D04G-12TM」の方が高周波成分が多いかもしれません。
しかし、「AD0412MB-C50」に比べたら快適です。快適という言葉も変ですが、あの「キ〜ン」という不快音から開放されるのですから・・・。

【標準搭載FANと類似規格の国内メーカー製品例】

Nidec(日本電産)社カタログ
http://www.nidec.co.jp/product/fm/pdf/p21.pdf
(http://www.nidec.co.jp/product/fm/index.html)
<Nidec製D04G-12TM>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.11
Power(W) : 1.32
Speed(RPM) : 7000
Air Flow(m3/min) : 0.20
Pressure(Pa) : 45.1
Noise(dB/A) : 28
Weight(g) : 40

NMB(ミネベア)社カタログ
http://www.eminebea.com/content/pdf/TMP00123/M/1608kl.pdf
(http://www.eminebea.com/content/html/jp/fan_list/fpc01_mm.shtml)
<NMB製1608KL-04W-B30-X00>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.07
Power(W) : 0.84
Speed(RPM) : 6500
Air Flow(m3/min) : 0.21
Pressure(Pa) : 42.2
Noise(dB/A) : 25.5
Weight(g) : 25

SANYO(山洋電気)社カタログ
http://sanyodb.colle.co.jp/product_db/coolingfan/dcfan/dc_fan_detail.php?master_id=20
(http://sanyodb.colle.co.jp/product_db/coolingfan/dcfan/cooling_dcfan.html)
<SANYO製109P0412F602>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.09
Power(W) : 1.08
Speed(RPM) : 6500
Air Flow(m3/min) : 0.183
Pressure(Pa) : 45.1
Noise(dB/A) : 28.0
Weight(g) : 45

Panasonic(松下)社カタログ
  注)ミネベア社と合併しました。ミネベア・松下モータ社
http://www.panasonic.com/industrial/appliance/pdf/fbk04f.pdf
<Panasonic製FBK04F12H>
Frame Dimensions(mm) : 40×40×20
Bearing Type : BALL
Volts(V) : 12
Current(A) : 0.15
Power(W) : 1.80
Speed(RPM) : 7500
Air Flow(m3/min) : 0.19
Pressure(Pa) : 64.7
Noise(dB/A) : 32.0
Weight(g) : ?

以上、全て自己責任となりますので保障はありません。念のため

(2004年03月 新規作成)

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